すみましん/ラブソング


2010/09/07 火 19:26
ツイッターでもつぶやいたのだが、先日、人命救助の講座に参加してきた。打ち合わせの帰り、児童館の前で勧誘されてフラッと参加した。最近、人の役に立ちたいという気持ちが強くなっていて、献血などにも積極的に参加したいと日頃から思っているが、渋谷の駅前の献血は常にA型は足りているようで「役に立ちたい気分」がくすぶっていたのだと思う。

本当は子供向けの講座らしかったのだが、僕が強い興味を示したので特別にご指導いただいた。ダミー人形を前に、気道確保の方法や心臓マッサージの方法、AEDの使い方に至るまで丁寧に教えてもらった。胸骨のあたりを1分間に100回のペースで強く押す。意識がある人だったら痛くて飛び上がるくらい、強く押す。このマッサージを施すことで脳に血液がまわるのだという。救急隊が来るまでに適切な処置が出来るかどうかで、生存率が相当変わってくるのだ。とても大切なことを教わったと思う。

大切なことだと思ったので、ツイッターでつぶやいたら色々なご意見をいただいた。

・5cm沈むと現場では大抵、胸骨が折れます。(unokoujiさん
・ちなみに一分間に100回のリズムは「アンパンマンのマーチ」と同じなので歌いながらやるとよいですよ、と小ネタ(chocohooolicさん
・米心臓協会は心臓マッサージを行うときのリズムとして、ビージーズの1977年の大ヒット曲「ステイン・アライブ」が最適だとの研究結果を発表』 http://youtu.be/uNgU7IfWZsU というのもあります。日本だと「世界に一つだけの花」も。(kedamonoさん
・「村祭り」も一分間100回のリズムだそうですよ (cobratwistさん
・数年前救命救急講習を受けて「AEDを使う時に胸毛の濃い人は予備の粘着テープでまず胸毛を除去してからやって下さい。」という指導を受けたのだけ覚えています。(bisyamonkikkouさん

講座では教わらなかった実践的なご意見ばかりでとても勉強になる。子どもたちに混ざって講座を受け、それをツイッターでつぶやいた甲斐があった。

心臓マッサージのリズムを頭に刻みつつ帰ろうとしたら、もう1つこれだけは覚えて帰ってくださいと言われた。手を切った時の応急処置についてである。切り傷は水道水で洗い流した後にサランラップで包むのがベストらしい。

それはそれで勉強になったのだが、心臓マッサージとのギャップが激しくて少し戸惑った。切り傷の処置も大事だと思うけど、それを最後に教えてもらったら心臓マッサージのノウハウを忘れてしまうんじゃないだろうか。子どもたちは大丈夫だっただろうか。








 

<< 2010/08/25 | 2010/10/12 >>

TOPへもどる