東京のタクシー

すみましん／東京のタクシー

僕はよくタクシーに乗ります。
そして、よく運転手から話しかけられます。
多分、僕がスキだらけだからでしょう。
忙しい時とか、機嫌が悪い時などは正直言って面倒臭いのですが、
無視することも出来ないので、話し込まれてしまう訳です。
そんな辛い会話の中にも、たまには面白い話とか、悲しい話とか
せつない話とか、のっぴきならない話とか、そんなことを聞けることも
あります。

日記がタクシーネタばかりになってしまうのも、何ですので
タクシーからのネタを別コーナーにしました。

ご覧ください。

2004/05/13(木)

さっきの運転手、道が分からずいちいち聞いてくるくせに、「じゃあ、次の信号をひだり」っていう僕のアドバイスの「ひだり」の「ひ」くらいで「ああ、はいはい」って遮る。
「ひだり……、ではなく」っていう引っ掛け問題だったらどうするつもりだろうか？

2004/04/24(土)

「お客さんはコンピューターを使いますか？」って運転手に聞かれたので、ええ、って答えると「プログラムとかは出来ますか？」と更に突っ込んできた。いや、そういうのはちょっと、って僕が言うと残念そうに「そうですか、私、今、コンピューターの勉強中で」とカバーのかかった新書を僕に見せる。「図解・コンピューターのしくみ」という入門書の様なもので、「これを読んだら、出来ますかね、プログラム」と聞いてくる。ちょっと難しいとは思ったけどあまりにも熱心なので「出来ますよ、きっと」って僕が言うと、「本当ですか、私、ハッカーになりたいんです」と運転手。えっ？それ、犯罪なんだけど。それでもあまりにも熱心なので、彼のハッカーになりたい夢は大事にした方がいい、そう思い「なれますよ、ハッカー」って言っておいた。そうですよね、頑張れはハッカーになって一儲け出来ますよね。色々な事を履き違えている様だったけど、いい加減面倒になってきたので、もう放っておいた。

2004/02/27(金)

また前の人のお金を置いたまま走るタクシーだった。
流行ってるのか？
それとも何かを試されてるのか？

2004/02/23(月)

僕の前に乗っていた客が置いていった７１０円が置いたままになっていた。

なんとなくおっちょこちょいな感じの運転手だったので、降りるときにそれに上乗せして払っても気づかないんじゃないか、って思っていたら案の定会計の時に
「あれ？」って顔をした。
このまま知らん顔をして上乗せして支払ったら、あの運転手さんが浮かばれない気がして「前の人のですよ」って教えてあげた。
我ながらいいことをしたと思う。

2004/02/06(金)

さっきのタクシーの運転手、道は間違えるし運転荒いし態度も悪い。とりあえずクルマを止めてメーターも止めて地図を見ろ！って抗議しようとしたらＡＭラジオから
「じゃあ次の曲、てなもんや三度笠。はりきってどうぞ」
と陽気なナレーション。
「……」
なんかもうどうでもいいっていうか、お前の行きたいところにいけばいいよ。